抜歯について
矯正治療を進めるにあたって、ご理解いただきたいことがらがあります。それは、矯正治療のために永久歯を抜く場合があることです。歯の大きさと顎の骨の大きさが明らかに均合わず、通常の歯の数ではどうしても良い咬み合わせや調和のとれた顔かたちを得ることができない場合に抜歯が行われます。
解り易く説明しますと、9人掛けの長椅子に10人の人が座ると、それぞれの人がどうしても窮屈になります。ゆったりと正しい姿勢で座るためにはやはり9人である必要があるのです。これが矯正治療における抜歯の目的です。
解り易く説明しますと、9人掛けの長椅子に10人の人が座ると、それぞれの人がどうしても窮屈になります。ゆったりと正しい姿勢で座るためにはやはり9人である必要があるのです。これが矯正治療における抜歯の目的です。
つまり、それぞれの顎の大きさにあった理想的な歯の数に調整するとお考え下さい。歯の数を減らすことが、咬む力を弱めたり、身体に害を及ぼすことは決してありません。歯を抜くことは不愉快なことに違いありませんが、矯正治療を進める上でどうしても必要な場合があることをご了承下さい。